四倉漁港のヒラメ釣行記

四倉漁港のヒラメ釣行記

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BSテレビ「日本釣りの旅」で見てから、一度ヒラメ釣りに行って見たいと願っていた四倉漁港古峯丸での釣行記を書きます。 ネットで見ても釣行レポ-トが無く、テレビで見た時の印象だけで準備して、さあ出発と船宿に電話しても連絡がつきません。

明日、9/26は土曜日だし、天候も良いので出船する事は想像できるのですが、乗れるかどうか、どんな仕掛けが良いかも判りませんが、「夕方、船長が帰宅すれば判る。」との返事で、とにかく行ってみることにしました。

ひたち中央までは、常磐道を走った経験がありますが、その先は未知数! ネットで海岸沿いのホテルを調べ、予約もしないで兎に角、行ってみることにしました。 好天に恵まれ、気持ちの良いドライブで230km程走り、四倉漁港で古峯丸の繋留場所から船長に電話すると「明日はヒラメに出船するが、餌の子アジや鰯が釣れないので、冷凍鰯でやる事になる。」と言われ、この辺では冷凍鰯でもヒラメが釣れるのかと感心して、今日の宿を取ることにしました。 ところが、勝手に予定していた海辺のホテルは、不幸が有ったとお休み。 仕方ないので、船長に紹介してもらい、旅館に素泊まりすることになりました。 夕食は、近くの居酒屋、朝食はコンビニ弁当で、朝5時に船に行き、右舷ミヨシに席を取って、準備しながら出船を待っていると、周りの人がキビナゴやイワシ餌を用意しているのを見て不安になり、船長に餌を聞くと「餌は自分で用意するものだ!」と言われ、びっくりして餌屋を捜すことにしました。 幸い、親切な人が案内してくれて、駅のそばの店に行き、冷凍イワシ4パックを購入することになりました。 2パックもあれば充分だと考えたのですが、彼が4ツ要る、3つでは足りないと教えてくれました。

5時15分の出港予定が、私の問題で5分遅れの20分発となり出港したのですが、やはり生餌が良いので、港周りで子アジをサビキで釣ろうとあっちこちを探りました。 しかし一匹も釣れず、6時過ぎに沖のヒラメ場へ移動し、戦闘開始となりました。

1時間やって、左舷ミヨシの人が40cmのソイを釣り上げ、右舷胴の間の人はメバル仕掛けで海老を付けて釣っています。 私もアタリが無いので、船のメバル仕掛けを分けて貰い、海老エサで根魚を狙いました。 直ぐに釣れたのが沖メバル。 生きの良い海老なので、口からケンに針を抜き泳がせてみると強いアタリが来て、根に入られて2号のハリスを切られてしまいました。 仕掛けを換えて、沖メバルを3尾追加したところで、また良いアタリで根にもぐられ、仕掛けの幹が切れてしまいました。

そうこうしている間に左舷胴の間でヒラメが上がり、ミヨシの人もアイナメ仕掛けに換えてソイを追加しているので、私もヒラメ仕掛けに戻すことにして、上の針に海老、下の針に冷凍イワシで胴付き2本と欲針にしました。 しばらくするとコツンとメバルのようなアタリが来たので、ゆっくり合わせたのですが、針に乗った様子がありません。 仕掛けを上げてみると、下針のイワシが半分になっています。 「しまった、ヒラメのアタリだった。」

イワシを付け替えて何回か投入するうちに、モゾモゾとヒラメ特有のアタリがあり、締め込みを待っていると竿先が締め込まれたので合わせると、何と!根掛かり。 やっと外すと親針のアゴが開いています。 どうゆう事が起こったのか判らず、ハリスを換えて再挑戦。 それ以降ヒラメらしいアタリも無く、船中ヒラメ1尾で午後1時にこの日の釣りは終わりとなりました。

この沖メバルを持ち帰るために氷が要るので、隣の人に氷を売っているところを聞くと「自分に付いて来なさい」と、駅近くのス-パ-へ彼の車の先導で案内してくれました。 そして「自由におとりください」と書いてある氷をもらってくれたのです。 エサ屋を案内してくれた人と言い、この人と言い、本当に親切な福島の人に感動した釣行でした。

写真の建物は、蟹洗温泉ホテル。 古峯丸の話では、「ヒラメは、良い時トップが12尾、船で80尾だった」そうです。 みなさんも一度挑戦してみたら。