東京湾で海猿に助けられる!〔アナゴ釣り〕

今シ-ズン初めてのアナゴ釣りに行きました。

大震災以降、東京湾のアナゴ釣りは海底の状況が変化したのか、不漁が続いています。

アナゴの加工品は、値上がりし、また美味しいものはありません。 しかし自分で釣った東京湾のアナゴは本物の江戸前であり、鮮度の良い白焼きは、他では味わえない極上品です。 そこで釣れないことは覚悟で、何とか1尾でも良いと釣行した次第です。

船は、定刻午後5時に8人の客を乗せて、行徳桟橋を出港しました。 子供の日のため、男の子2人を連れた母親もいて、私は内心大丈夫かと不安がありました。

少し揺れながら1時間ほどでいつものアクアライン手前のポイントにきたので、そろそろ準備をしなければと考えていると、船はそのままアクアラインをくぐり、航行を続けます。 どうやら数釣りの期待できる木更津沖に向かうようです。

80分ほど走って、ようやく停まりました。 アンカ-を入れて戦闘開始です。 餌を付けて始めてみると、オモリ20号の仕掛けがミヨシ方向にどんどん流れます。 その上、ウネリも強く、風もあります。 これでは、アタリをとるのも大変です。

ミヨシに座ったS名人は、どんどんアナゴを釣り上げていますが、私にはアタリも無く、仕掛けをあげて見ると餌も盗られていません。

潮の流れが速いので、隣とオマツリしたり、自分の仕掛け同士が絡んだりとやり難い状況です。

1時間ほd経過した時、釣れていない私を心配した船長が、イワシ餌を持ってきてくれました。

親子連れは、船酔いでとっくにキャビンで寝ています。 開始後2時間たったころ、船長から「今日は、早上がりします。」と終了の知らせがありました。 ウネリも強いし、南西の風もあるので、帰港を急ぐことにしたのです。

船長がエンジンを掛けようとしてから10分以上たった8時45分に私の竿がモゾッと魚信を伝えてきました。待望の江戸前アナゴ40cmを釣り上げたのです。

その喜びも束の間、船長がエンジントラブルだと言い出し、僚船を呼び止めたのです。 I遊船は、しばらくトラブルの原因究明に協力してくれましたが、解決できず、O船長の客をI遊船で連れて帰ってほしいとの依頼に「ウネリがきつく、危険なため、できない」「海上保安庁の救援を要請する」と返事をして行ってしまいました。

それから待つこと1時間半たった午後10:30、海上保安庁のCL31〔まきかぜ〕が、乗組員6名でO船を曳航するためにきてくれました。

海猿〔訓練された職員〕一人がこちらの船に乗り移り、まきかぜの船尾から伸ばしたロ-プをO船船首に固定し、母港の木更津港に向けて10:44曳航が開始されました。

安全のためか、速度は毎時4ノットと遅く、木更津港内に着き、まきかぜとO船を連結固定したのが11:40、O船木更津港接岸は、翌6日0:15になりました。

接岸後、迎えに来てくれた「たかつね丸」に我々が荷物と共に乗り換えて帰路についたのが、0:30です。

そして午前2時に出発した行徳桟橋に着くことができました。

 

たった1尾の江戸前アナゴを食べるための大変な一日となりました。

ただ、O船長もトラブルで気が動転したのか、釣ったアナゴは捌いてくれませんでした。

 

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