NHKスペシャル「知られざる放射能汚染」を見て!

2012.1.15NHKの「知られざる放射能汚染」は、ショッキングな報道でした。 

東電福島第1原子力発電所の津波事故によって大量に放出された放射性物質が、どのように海洋汚染を引き起こしているかを調査し、報告しています。

大量に冷却用汚染水を放出した原発前の海底が4520ベクレル/kgになっているのは、当然の結果で、30km南に位置する久ノ浜で採取したメバル2300ベクレル、アイナメ1400ベクレルが汚染されているのは、想像していました。

放射性物質が沿岸流に乗って南下しているとして、各地域の汚染を調べてみると南に30kmのいわき沖が300ベクレル、80kmの高萩沖が30~40ベクレル、120kmのひたちなか沖が380ベクレルと距離とは比例せず、複雑です。

180km南の銚子沖が、2011年10月調査で38ベクレル、12月調査で112ベクレルと汚染が進んでおり、変動するので常に調査する必要があります。

一方の湖も赤城大沼が放送され、地上に降った放射性物質が雨で流され、川から湖に流れ込み、大沼の湖底の泥は、950ベクレルとなっていて、そこで採取されたワカサギから660ベクレルを超える放射能が検出されていました。

1986年のチェルノブイリの事故は、25年を経た今でも深刻な淡水魚の汚染を引き起こし、毎年行われる調査でもカワマス等の魚は1000ベクレルを下回りません。 30年の半減期を待つしか方法がないようです。

福島原発の影響は、我々が住む大都市東京にも忍び寄って来ました。

近畿大学山崎教授の指摘通り、関東平野に降った放射能が最終的に東京湾に行き、湾奥の水深10M程度の浅い海で26箇所のサンプリングを行うと、江戸川河口では最大872ベクレルの汚染が確認されました。

これは、コンクリ-ト上に降った放射能が雨で流され、川に集まり、海水と淡水の交わる汽水域で凝集が起るのだそうです。

塩分がセシウムの付いた泥を集めて沈み、底に沈殿するそうです。 この現象が今後進展し、2年2ヶ月後にアクアライン以北の海が深刻な事態となるそうです。

この事は、一都民として、また一人の釣り師として大きな衝撃を受けました。

江戸川河口は、江戸前のアサリの産地だし、アクアライン以北の海は、江戸前のマコガレリやアナゴの好漁場です。 ゴカイを食べるハゼやスズキも深刻な汚染が考えられます。

30年間汚染が続くなら、残りの人生の間には、汚染されていない江戸前の魚は食べられないことになります。 今も江戸川河口でのカレイ釣りは、盛んです。 しかし、この報道が広く行き渡れば、赤城大沼が現在誰も釣りをしないのと同様になるでしょう。

このニュ-スが東京湾の漁業関係者にも大きな衝撃を与えたことと思います。

 

 

 

 

 

 

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